若山神社
屋根がブルーシートで覆われた家屋が何軒かあるくらいで、
表面上は街は普段通りの機能を取り戻していた。
ただ、以前として断水は続いてるようなので一刻も早い復興を願う。
境内に入ると可愛らしい鳥居が出向かえてくれた。
もののけ姫や東方の世界観を何となく感じる光景だった。
ここには、鎮座されているお稲荷さんの世界がいくつも並んでいるのだろう。
鳥居を横切って、さらに境内を進むと「大きな」鳥居が見える。
渇望する「境界線」がここにはあった。
青々と茂る木々と朽ち果てた鳥居の美しいに圧倒される。
この鳥居をくぐると別の世界に云ってしまうのではいか。
そう感じずにはいられなかった。
これが、大阪府の都会からそう遠くない所にあるから驚きだ。
竹藪に取り囲まれた社叢。
苔に大半を覆われた玉垣。
本当に大阪に居るのかと思うほど、静寂さに包まれていた。
創建から相当の年月が経っているのだろうか?
かなり鳥居が傾いているように見えた。
だが、この朽ち果て具合がまた良い。
ここが神域であることをまざまざと見せつけてくれるのだ。
・・・・
今回、結構な時間滞在したのはずだったが、
境内の雰囲気に圧倒されてしまいあまり撮影ができなかった。
次ぐに参拝するのは当分先になるだろうが、その時はたくさんの写真を撮ろうと思う。
手軽に「境界線」を感じられる非常に居心地の良い神社だった。